元国会議員・警察官など、様々な経歴を持つトップファイターがついに引退。

2011年10月29日に開催された"UFC 137"でロイ・ネルソンと対戦しTKO負けを喫した「ミルコ・クロコップ」がついにそのキャリアに幕を下ろします。

1つの時代の変化を感じますね。

K-1時代のミルコ・クロコップ

元々は立ち技格闘技の「K-1」を主戦場にしてきたミルコ。

96年の「K-1 GRAND PRIX '96 開幕戦」で日本のリングデビュー。

戦慄の「左ハイキック」でKO劇を演出してくれました。

判定が多くなってきたK-1の後半時代でも、ミルコの試合はKOが多いのでおもしろかったです。

PRIDE進出したミルコ

ミルコ・クロコップの転機といえばやはりプロレスラー・藤田和之戦。

2001年の「K-1 ANDY MEMORIAL 2001」で、プロレスラー・藤田和之と3分5Rの総合格闘技ルールで対戦。

藤田のタックルをスムーズに切り、そして最後には膝を完璧に合わせての流血TKO。

この対応力は衝撃的でした。

そして、それ以降はPRIDEに主戦場を移し、打撃をメインにした総合格闘技ファイターとしての地位を確立。

中には、しょぼい相手も含まれていましたが...

  • 高田延彦
  • 永田裕志

知らぬ間に「プロレスラーハンター」の異名が。

PRIDE全盛期を支えた王者級との名勝負

プロレスラーとの圧勝劇以外にも、ミルコにとっては負け試合が多かったですが、PRIDEを支えてきたヘビー級・ミドル級の王者クラスのファイターとの勝負はまさに名勝負でした。

  • ヴァンダレイ・シウバ(PRIDEミドル級王者)
  • アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(元PRIDEヘビー級王者)
  • エメリヤーエンコ・ヒョードル(PRIDEヘビー級王者)
  • ジョシュ・バーネット(元UFCヘビー級王者)

PRIDE消滅後、UFC参戦

PRIDEという舞台でのMMAの実績を引っさげて、PRIDE消滅とともにアメリカの「UFC」へと参戦。

まずは"UFC 67"でアメリカ白星デビュー。

ただ、順風満帆といかず、"UFC 70"、"UFC 75"と連敗。

その後、一時期、日本の格闘技イベント「DREAM」に戻って来ましたが、再びのUFCでも連勝とはいかず、ついにUFC 3連覇を喫した10月29日の"UFC 137"で引退を決意。

涙を流しながらのリング上での引退インタビュー

最後は傷つきながらの引退となりましたが、それでもその功績は色褪せるものではありません。

"UFC 137"敗戦後、リング状で「引退」を発表したミルコの動画は下記の「UFCオフィシャルサイト」から見ることができます。

UFC 137: Mirko Cro Cop says goodbye to the UFC

会場も、ミルコへのリスペクトであふれていますね。

ミルコ・クロコップ選手、長い間、お疲れ様でした。

格闘技絶対王者列伝
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